新玉ねぎは、甘ーい味の苦い思い出
昨日、淡路島の母が送ってくれた新玉ねぎが届きました❀.(*´◡`*)❀.
箱を開けると土の匂いと玉ねぎの香り…
淡路島といえば、玉ねぎ!
淡路島の新玉ねぎは、瑞々しくて甘い!!
関東の方々は、それは大層淡路島の玉ねぎを喜んで下さいます❤︎
故郷の特産物(玉ねぎだけではございませんのよ!)を褒めて頂けるのは、心から嬉しい気持ちになるのは事実でございます。
ですが、それと同時に苦い思い出が蘇って参ります(≧(エ)≦。)
私が小学生の頃、もうかれこれ40年ほど前の話でございます。
祖母が生前農家をしており、お米、玉ねぎ、じゃがいも、その他お野菜をたくさん育てて、出荷しておりました。
祖母は、明治生まれで、戦争で夫を亡くし、シングルマザーで4人の子どもを農家一筋で、育てた強い女性。
家族が家業である、農作業を手伝うのは当たり前!と、農繁期には、私たちもお手伝いでございました。
畑で抜かれた玉ねぎをコンテナに入れていくのでございますが、新玉ねぎは水分が多く柔らかいため、傷付いてしまったら、『それは価値なしやわ!』と怒られます。
優しく、傷つけないようにコンテナへ詰めていきます。
そして、日が暮れて参りますと、作業場に持ち込まれたコンテナの山の中にある、玉ねぎの茎とヒゲみたいな根を切る作業が始まるのでございます。
当時我が家は、玉ねぎ専用の器具なのか、大型のペーパーカッターを使用しておりました。
朝から手伝っているので、疲れてきて子どもは眠うございます(´д⊂)
集中力もあやしくなってきて、茎や根を切るはずが玉ねぎを切ってしまい、また『それも商品価値なしや!』と怒られるのでございます(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
瑞々しさが特徴の新玉ねぎは、鮮度が命でございます。
日持ちしないため、出荷も時間との勝負でございました。
お日様があるうちは、外で作業し、日が暮れると、室内で出荷への箱詰め作業…
毎日、毎日。(子どもは、土日のみでございます)
あーいい匂い❤︎
と季節を感じつつ、
お手伝い辛かったわー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
と苦い思い出が蘇って参ります。
どんな野菜にも、農家さんのご苦労とドラマがございます。
そんなことを少し意識しつつ、美味しくお召し上がり下さいませ❀.(*´◡`*)❀.
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