1/16(火)本日のオススメと女将のぼやき…

1/16(火)
本日のオススメより
◆白子の刺身について〜女将のぼやき付
通常、白子と聞けば白子ポン酢がポピュラーでございますが、産地の方や超高級和食店では、刺身として頂くのも珍しくございません。
宮内庁御用達の超高級寿司店で長く板前をしていた店主は、食材に対する妥協を致しません。(一流の食材を扱ってきたので、妥協出来ないと申した方が近いのかもしれません。)
今日は、すごいいい仕入れ出来た!
と満面の笑みで話す夫を幾度と見て参りました。

今回の白子に限らず、産地、鮮度、色や艶、大きさだけではなく、毎日毎日仕入れをしているからこそ、『わかる』目利きの感覚があるそうでございます。
自分のお眼鏡に叶う食材を見つけた時は、テンションが上がるようでございます。

新鮮な旬の食材をお出しできるのは、私も嬉しゅうございます。
女将になって9ヶ月が経ちます、私でございますが、嬉しい気持ちの反面、少々心配ごとがございます。

新鮮な旬のいい食材とは、大抵のものが高価でございます。
超高級料理店ならば、高級な食材を高級なお代金を頂いて、お店も成り立ちますでしょう。

南林間の東口でひっそりと営んでおりますやま蔵は、高級料理店ではございません。
良いものをいかにお安くお出しするか!をモットーにしている、居酒屋でございます!!
食材・調理・調理法にこだわっておりますが、一品1,000円を越える通常メニューはございません。
オススメでごく稀に1,000円越えるメニューがございますが、技術料や経費を考えてお出ししていないのか、原価でお出ししたりしております。

安すぎませんか?
そんな高い食材仕入れて大丈夫ですか?
ちゃんと技術料いただいてますか?
と幾度も聞きました。

店主は、根っからの職人でございます。

『良いものをお安くお出ししていれば、わかる方がファンになって下さる』
『一品一品に利益が少なくても、気に入って通って下さる方が出来れば、お店は続けられるからいい!』
『このメニューが、原価でも、お料理一品だけのお客様は珍しい。飲みものも頼んで下さる、他のお料理も食べて下さる。一品の金額ではなく、合計で少しプラスがあればいい。』

ごもっともでございます。
未熟な私の心配をよそに、店主は堂々としております。
夫婦とはいえ、店主の店でございますので、女将は店主と同じ意識・思いに成長しなくてはなりませぬ。

確かに、南林間の東口で12年
こつこつ、ひっそりではございますが、
職人のこだわりをわかって下さるお客様に支えられて、営業させて頂いております。
私も、時々顔を出す利益追求ゼニゼニ星人を退治し、店主のこだわりを身体で感じながら、成長して参ります♫

女将のぼやきが長くなりましたが、
今回の白子は、お眼鏡に叶った白子でございますので、是非お刺身でお召し上がり下さいませ!

Foods Factoryやま蔵

創作居酒屋FOODS FACTORYやま蔵 2006年創業

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